「社会福祉法人群馬県三友会」は、今から64年前、看護職として健康づくりのための社会貢献への具体的方法を考えていた「社団法人群馬県助産婦看護婦保健婦会」によって開設されました。当時、結核患者さんの社会復帰のための病院と自宅の中間施設である「結核後保護施設」は皆無の状態であったことから、社会貢献を考えていた看護職有志の提案が取り上げられ、社会福祉事業推進を目的とするための組織として1952年三友会は創られました。施設の建設に当たっては、賛同者によるご芳志、看護職の方々の出資、補助金等により賄われ、建設地域の地名を取って「桂荘」と命名、開所され、1963年には身体障害者福祉法による県内唯一の「内部障害者更生施設」として再出発をしました。その後、「群馬県視覚障害者(児)を支える会」の要請により、1981年重度身体障害者の授産施設を開所、建設地域の地名より「泉荘」と命名しました。こうして三友会は「桂荘」「泉荘」の運営を行い、2000年には桂荘は全国に例のない「内部障害者更生施設と身体障害者デイサービスセンターの複合施設」として生まれかわりました。
三友会では、開所から現在まで施設の拡充と多くの利用者の受け入れを行ってきました。特に地域の方々には温かい目で見守っていただき感謝に堪えません。利用者の皆さんが、気持ちよく安心して過ごしていただけるよう、職員一同サービスの向上に努め、日々の活動を行っております。
社会への貢献を目指して始まったこの事業を絶えることなく受け継いでいくために、安定した運営と福祉サービスの提供を心がけ、人材育成に取り組んでいきたいと思います。今後とも皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。